校正の作業内容

 私の場合、まだ駆け出しの校正者ということもあり、再校、校閲を依頼されることが多いです。

 ここで紹介するのは、在宅で校正をしている私の場合の一例です。

 また、企業によって運営方法、校正のルールはさまざまです。将来、在宅で校正の仕事をしたいと考えている方などに参考にしていただければと思います。

初校or再校(赤字照合・素読みの場合)

 私の場合、再校として依頼される場合は、中2日程度で作業します。だいたい赤字照合と素読みがセットで依頼されるため、1日赤字照合、1日素読みに当てるといった感じです。

・1日目 依頼主から再校依頼のTEL
 再校の場合は、とにかく文字を集中して読み続けるので、自分のスケジュールを考えて時間のゆとりがあるかを確認します。

・2日目 原稿が自宅に到着
 原稿と同封物のチェックをして不足がないか確認します。
また、原稿をパラパラ見て、数字の書き方など表記のルールなど確認します。

  そして赤字照合をします。2つの原稿を交互に見るのでとても目が疲れます。また、このときに用語統一が必要と思える言葉をメモします。チェックする原稿が小説の場合は、人物のデータ(年齢、経歴、一人称など)をメモしておき、素読みのときに利用します。

・3日目 素読み
 素読みでは、単純な誤植や助詞がおかしいところをチェックする以外にも、時系列など話の矛盾がないかどうかなどをチェックします。

・4日目 
 原稿に目を通し、チェック漏れがないかを確認して、宅配便で送ります。

校閲の場合

 私の場合、校閲として依頼されるときの作業日数は3〜5日程度です。校閲として依頼された場合は、書かれている内容が正しいか徹底的に調べます。

・1日目 依頼主から校閲依頼のTEL
 校閲の依頼の場合は、電話で期限や内容を確認しながら、カレンダーで図書館の休館日をかならずチェックしています。事実確認の情報源が書籍中心なのに自宅周辺の図書館がすべて休館日で書籍を探せない場合はお断りすることもあります。

・2日目 原稿が自宅に到着
 ゲラと同封物のチェックをして不足物がないか確認します。
ゲラに目を通し、調査が必要な項目をピックアップします。また、インターネットで調査できるものは、早めに調べます。

・3日目 インターネットで調査
 2日目に引き続いてインターネットで調査します。また、インターネットを使って、近所の図書館で調査内容の情報がありそうな書籍をピックアップします。

・4日目 図書館を数館ハシゴして、情報収集します。正しいものは、確認済みのチェック。ゲラの内容が事実と異なるものは、書籍などの該当箇所をコピーして添付します。

・5日目 原稿を発送する
 ゲラを見直し、チェックし忘れがないかを確認して、宅配便で送ります。