校正者として学んでおくと良いこと

 校正に必要なのは、印刷・編集の知識と日本語の知識です。

印刷・編集の知識

 日本語に精通している人でも、校正者は原稿の体裁なども確認するため、印刷や編集の知識は欠かせません。
 また、DTPなどの知識があると、レイアウトや印刷の視点から考えることが出来るので良いと思います。

日本語の知識

 「日本語の知識」というと範囲が広いのですが、もう少し細かく考えると次のようなものが挙げられます。

・漢字の知識
 誤植を発見するためには、漢字の知識は必須です。

・二重言葉の知識
 二重言葉というのは、「頭が頭痛」「酒を飲酒する」「必ず必要」など重複している言葉です。漢字が間違っているわけではないので、見逃しやすいので注意してチェックする必要があります。

・言葉の活用や係り受け
 言葉の活用の間違いや、受動態と能動態が混在しておかしくなっている所など、一文ごとに係り受けが正しいか確認する必要があります。

・差別用語や商標の知識
 差別用語や商標は、一般用語に置き換える必要があります。どんな言葉が差別用語や商標に当たるのかを知っておく必要があります。

 差別用語というのは、例えば「がちゃめ」「片ちんば」など昔は当たり前に耳にした言葉も書籍などではなるべく一般用語に置き換えます。「父兄」という言葉も「保護者」とするところもあります。

 商標は、「カップヌードル」を「カップ麺」にしたり、「ホッチキス」を「ステープル(ステープラー)」に置き換えたりします。

 商標を文章中に使うことは問題ないのですが、商標の商品を説明したいときでなく、一般的なモノを表す意味でその言葉を使っている場合は一般用語に直します。

・広い分野での専門用語の知識
 校正者はさまざまなジャンルの文章を校正するため、歴史、社会、自然、科学、技術、産業、芸術など広い分野の知識が必要です。

 すべての分野で専門知識をもっている必要はありませんが。用語のおおよその意味が理解でき、調べるときに基礎知識をもっていることが大切です。

ビジネスマナー

 また、校正者は校正だけできればそれでよいというものではありません。クライアントと対応できるビジネスマナーやメールマナーをしっかり身につけていることも大切です。

  また、在宅であれば、定められた納期を守って校正できることも大切です。1回目の仕事をきちんとこなしても、2回目、3回目あたりから納期を守らなくなってしまう方もいます。そうなると次の仕事につながりにくくなってしまうため、納期だけは守りたいものです。