校正はどんな道具を使うのか

私が校正をする時に使う道具をご紹介します。辞書やハンドブックの類は便利なツールのページをご覧下さい。

えんぴつ、シャープペン(黒・青)

 間違いではないけれど、編集さんや著者に「これで大丈夫ですか?」という疑問や素読みのときの調査内容と不一致の時に鉛筆で書き込みます。

 私の場合は、誤字・脱字のような明確な間違い以外は鉛筆で書いています。会社によって赤と黒の使い方のルールは様々なので、青や緑の鉛筆やペンを使うところもあるようです。

赤ペン

 間違いは赤で書き込みます。これを「入朱する」といいます。私の愛用は0.5mm以下の細めのゲルインクタイプを使っています。漢字の間違いを正すときは特に、文字がつぶれたり滲んだりすると困るので、「滲みにくい」「乾きやすい」「細かい字が書ける」ものがお勧めです。

  また、翌日早朝に宅配便で送らなきゃいけないときなど、深夜に「インクが切れた! お店は閉まっているのにどうしよう!?」とならないためにも5〜6本は同じペンを常備しています。

消しゴム

 鉛筆で書き込んだけど消したい時の必須アイテムです。書いた文字をきれいに消したいので、私はMONO消しゴムを使っています。

蛍光ペン

 事実確認をした時にチェックしたものをピンクのマーカー、未確認のものを黄色のマーカーで色分けして使うことが多いです。一度原稿に書き込んでしまうと修正できないため、マーカーを使うときは細心の注意が必要です。

定規

 行の頭をそろえる時に線を引いたり、体裁通りかサイズを測ったりするときに使います。

印刷文字スケール

 フォントの大きさを確認するために使います。下敷きのように透明なシートに、文字の大きさごとに枠が書かれているシートです。

辞書

 国語辞典、漢和辞典、広辞苑は必須です。
担当する仕事に応じて、古語辞典、百科事典などを用意すると、毎回図書館に調べに行ったりする手間が省けるので便利です。

付箋

 同じ修正箇所が複数ページにわたって発見した時に使います。その場合は同じ色の付箋を貼って分かりやすくします。黄色、ピンク、青など数種類の付箋を用意しておきます。

指サック

 第一関節だけ覆うものや、紙をめくりやすくなるクリームなどがあります。校正刷の紙を何枚もめくっていると指先が乾燥してめくれなくなってしまうことがあります。

  しかし、大切な原稿をめくるのに指をなめたり、水を含んだスポンジで指を湿らせて原稿まで湿らせたりするなど言語道断です。

  そこで活躍するのが指サックです。文房具屋さんにいけば、昔ながらの指を覆うタイプの指サックから、パステルカラーの指サック、紙をめくる時に滑りにくくするクリーム、指に貼るシールなどいろいろなタイプのものが売っています。

  私の場合は、スーパーのビニール袋でさえなかなか広げられない人間なので、指サックは必需品になっています。

クリップ

 校正指示や原稿のデータが書かれた書類や原稿を束ねるのにクリップは欠かせません。

  文芸書などの場合、ゲラは、製本された状態よりも周りに余白を含んだサイズで印刷されているので、A3、B4の紙を100枚以上束ねても外れない特大のクリップを使います。

パソコン

 校正中に知らない単語や事件が出てきた時に、大雑把に意味のアタリをつけたり、事実確認の際に探している書籍が図書館にあるかどうかなどを調べたりするのに使います。